ぼらんてぃあ雑記帳 第8回 「突然の入院」
 
 先日、入院をしました。
 外来からの「即入院」で、内科のベットの空きがなく、結局、眼科の病棟に入ることに。白内障や緑内障の、口だけは元気なお婆さんたちに囲まれ、高熱にうなされて挨拶もできずにいると「さっき来た新人さん、おとなしいねぇ。入院したらおしゃべりぐらいしか楽しみないのにねぇ。」なんていう話が聞こえてくるではありませんか。目が悪いから、私の枕もとの名札に「内科」と書かれてあることも、起き上がることもできずにぐったりしてることも、わからなかったんですね。次の日には、しゃべる元気も出て、しっかり言い訳しましたけど、丸一日攻撃されました。病院にあんな元気な婆さんが入院しているとは、さすが眼科病棟。

 今回、髄膜炎の疑いで「腰椎穿刺」っていう検査を初めてしました。字の通り、腰の骨の間に針を刺して、髄液を採って、検査するっていうものなんですが、説明されたときは正直ギョッとしました。背骨に針ぃぃ~?髄液だってぇぇ~?おまけに局所麻酔!嘘ついて「頭痛いの直った」って言っちゃおうかと思いました。
 いよいよ検査のとき、横向きに寝かされた私の手を握り、顔を覗き込むように主治医の先生がしゃがみこむではありませんか。「大丈夫、すぐ終わるよ。」って。あれれ?センセー、腰でしょ、腰。そこにいたら髄液採取できないよ。なんて思っていると大学卒業2年目の研修医さんが「じゃあ、始めますよー」だって。あぁ、私の背後にいたのはあなただったのね。覚悟、決めました。決めたけど、針刺してる間「あれ?通ったかな」なんて言わないで。神経質って言葉には縁のない私でも不安になっちゃいます。
 結局、髄液採取は無事に終わって、検査結果も異常なしで、一安心。5日目には元気になって退院できました。

 髄液採るのって、けっこう簡単なんですね。髄液を採られている間に思ったのが「骨髄移植のドナーになったら、こんなふうにするのかなぁ」ってこと。あんなに簡単ならドナー登録してみようかしら、なんて思って先日HPを見てみました。

財団法人骨髄移植推進財団 http://www.jmdp.or.jp/
 
 甘かった。検査で採るみたいに簡単にはいかないみたいです。でも「腰の骨に針を刺す」ってことへの恐怖心がなくなったから、登録してみようかな。でも献血もできない私、やっぱりドナー登録しないほうがいいのかも。シャーガス病とマラリアの汚染地域に住んだことがあるから献血は断られるんです。今度、問い合わせてみます。
 
 退院して日常生活に戻って、改めて健康のありがたさをかみしめています。でもこの状態が長く続くとまた、忘れてしまうのも健康のありがたさ。今回こそ、忘れないように気をつけます。