ぼらんてぃあ雑記帳 第7回 「バリアフリー」
 
 前回にひき続き、沖縄ネタです。と言っても、沖縄には直接関係ないバリアフリーについてです。

 ゴールデンウィークに沖縄3泊4日の家族旅行へ出かけたことは前回書きましたが、そこで3泊「いこいの村おきなわ」に宿泊しました。

 「いこいの村」の名前はどこかで聞いて知っていたのですが、利用したのは今回初めてでした。普通、札幌から沖縄へ旅行するには飛行機とホテルがセットになった旅行会社のパックが1番割安なのですが、今回は某航空会社の「マイレージ」を利用して無料で飛行機に乗ったので、宿泊はインターネットを駆使してイロイロ探しました。

 ところが、これが1番面倒で、南国リゾート地沖縄には和室のある宿って少ないんですね。寝相の悪い1歳児連れての宿泊はやっぱり布団が安心なので、和室をとる!と思っても、探せど探せど洋室しかないホテルばかり。和室があっても超高級。とても庶民が泊まれる料金じゃないんですね。

 そこで、ふと思いついたが公共の宿。これでやっと条件の合う和室にヒットして「いこいの村おきなわ」にたどりつきました。さすがに公共の宿だけあって料金が安い!あまりの安さにかなり警戒して(きっとボロい建物なんだろうなと想像して)出かけたのですが、宿についてビックリ。きれいだったんです。おまけにGWだというのにお客は我が家だけ。貸切状態。これにはもっとびっくり。で、やっと見つけて予約した和洋室の部屋は3LDKの我が家よりも総敷地面積が広かった。ホントに広かった。あきれるくらいに広かった。で、この部屋がバリアフリーの部屋だったんです。

 バリアをフリーにするって、こんなに空間を必要とするものなんだなぁと実感しました。昔TVで、現在スポーツライターの乙武さんの対談番組を見たのですが、そのときに、階段にベニヤ板を渡しただけのスロープはほとんど使いものにならないという話があって、車椅子でスロープにのるにはそれなりのアプローチが必要で、斜度があるときは勢いもつけなくてはならないから加速する距離も必要になるという話だったのですが、当時の私は目からうろこというか、なるほどなぁと思って聞いたことを思い出しました。

 宿泊した部屋は、車椅子で移動したり向きを変えるのに十分な広さをとって作られているのがよくわかりました。ドアも大きくて軽く、トイレもお風呂も洗面所も空間がたっぷりありました。こういうのって、実際に見ないとわからないものですね。それなりの広さが必要とわかってはいても、あそこまで広くしないと車椅子を使うときには快適に過ごせないのかと思うと、普通のホテルの利用しづらさが実感できます。

 10月13日から第6回DPI世界会議札幌大会(アジア太平洋障害者の十年最終年記念札幌フォーラム)(http://www.dpi-sapporo.org/japanese/index.html)が開催されます。障害者の参加者が宿泊できるホテルが少なくて確保に苦労したという話を聞きました。一昔に比べればずいぶんよくなっているとは思いますが、まだまだバリアはたくさん私たちの身の回りに張り巡らされているのでしょうね。すぐにはすべてのバリアをなくすことはできなくても、自分の身の回りでは何がバリアになっているのか、認識していたいものです。